2018-03-05

【何日目かは忘れた！】それでもノンアルライフは続く

お久しぶりです。大変ご無沙汰しております。

去年の9月に娘が生まれ、初めての育児に奮闘している最中、娘に病気が発覚しました。胆道が閉鎖して生まれてくるという難病でした。二度の手術をしました。

それでも思わしい結果は得られず、今月肝臓の移植となる予定でした。ドナーになる為にランニングを始めた私は、真夜中誰もいない道路を1人走りながら、何と無く走馬灯のようにアルコールに依存していた辛く暗い日々を、そこから震えながら這い出して来た日々を思い出したのでした。そしてあの日、自ら殺しかけた肝臓で、娘を救うのだと思うと、涙が溢れるのでした。

その後、術前ギリギリの検査で回復の兆しがあり、移植は延期になりました。神様からの贈り物のような日々を、今は大切に過ごしております。

アルコールに依存していた頃、人生が膠着していました。時間が止まっていて、昨日のような今日、今日のような明日が、地平線までずっと横たわっているように感じていました。

その止まっていた時間は、おそらく変化を嫌った私が無理矢理止めていたもので、ノンアルコールでえいっと動き出してしまえば反動のように、めまぐるしい日々を送っています。傷も負いますが、擦り傷切り傷です。呪いのような重苦しいものではありませんし、時々レベルの上がる音もします。

アルコール依存症というコントロール障害の根っこにあるものは、愛着の障害でした。そして、アルコールに依存することは緩慢な自殺ではなく、生きる為の下手くそな自己治療でした。私を含む全てのアルコール依存症の皆様は、生きるためにお酒を飲みました。お酒を飲まなければ、生きることが困難でした。

よくぞ、生きてこられました。さぞかし生きづらかったことでしょう。何１つあなたのせいではありませんでした。

今度は生きる為にお酒を置いてください。 1人で置けないようなら、是非とも病院へ。それすら難しい精神状態だったら、ブログを始めてみてください。そして、同時に生きづらさの原因を、自分のこころの現状を、どうか紐解いてください。

ノンアルコールライフは、頑張る事とは真逆のことです。今夜、1人でも多くの人が、ノンアルコールで幸せに過ごせるよう、心から祈っています。

2017-07-03

【287日目】げんげん元気でやっております。

お久しぶりです。

その後もノンアルコールライフ、ついでにノンスモーキンライフでのんびり過ごしております。

お腹の子も早8ヶ月。あと2ヶ月で元気にオギャー！っと産まれてくる予定でございます。

去年の7月のことを思い出そうとすると、飲んだくれていたせいほとんど記憶がありません。ほとんどというか、一個も！恐ろしや・・・

じゃあ、お酒を飲んでいない今年の7月の事を来年は覚えているのか、と言われると、それもちょっと怪しい。笑

長年アルコール漬けにされて弱った海馬は、そんなにすぐには全快しないんですね。そりゃそうです。
でも、来年くらいには今よりツヤツヤテカテカしていてくれるんじゃないかなとボンヤリと期待しております。第三次成長期は信じる者にだけやってきます。

さて、お酒の消えた世界に生まれ変わってざっと300日になります。

やっぱり一日たりともお酒を飲まないことで辛い・苦しい・後悔することはありませんでした。それどころか、真後ろにぴったりとくっついて耳元でカウントダウンをしていた死神がいなくなったかのごとく、カラリと晴れ晴れした日々を送っています。

今思い出してもゾッとしますが、お酒を飲んでいた頃は、毎晩死が身近でした。
死ぬかもしれないと思いながら、お酒を飲む事をやめられずにおりました。
めちゃめちゃ怖いのに怖くないフリをして、まるでお酒が大好きでつい飲んじゃう！といった演技をしておりました。まるでお酒をやめられないことが全然重大なことではないように見せかけて。全方位に向けた、虚しい演技でした。

現在、良いことも悪いことも、時には泣きたくなることもありますが、それでも何物かに命を脅かされるようなことはありません。
それだけで、とりあえずオールグリーンでライフイズビューティフルです。起きること全てがボーナスステージなマイライフです。

もし飲んで飲んで毎日が灰色で最悪で、もうお酒をやめたいと心から思ったら、その日がチャンスです。
ノンアルコールライフで北極→ハワイくらい超絶幸せそうな私のことをどうか思い出してください。私はなんの変哲もないアルコール依存症です。

こちらの世界にいらっしゃる方が1人でも増えますよう、こころから祈っております。