悩み事★☆☆☆☆
悩み事ばかりでぐずっていた時、わたしは悩んでいたかったのだと今になって思う。 何かに悩んでいれば、動かずこのままでいられる理由として悩み事を後生大切に抱え込んでいたのだろう。全てそれ、とは言わないけれど。
悩む？悩まない？の選択肢は全て悩む一択で、考え事ばかりしていた。
つまり、考え事に関しては割とエキスパートになってしまったということ。
色んな角度から物事を見て、それはもう悩み事の手触りまで感じてしまうくらいに考えていると、善悪とはかけ離れたところに答えがあるように思うようになった。結果、好き嫌いで選んで良いことがぐるっと一周して分かってきた。
考え事の割とエキスパートなわたしが選んだ答えなら、そんなに悪いこともないだろう。現に断酒なんて最高だった。
無限にある選択肢の中から、欲しいと思ったものを自信を持って選んで、怖くても踏み込んでみよう。
何かが変わることは、本当は全然怖くない。どこまで行ってもどうなっても、良いも悪いもわたしはわたしで、それで全てが完結している。それで完璧。
なりたいわたしには今この瞬間からなれる。お酒を飲んでいた頃、なりたかったわたしに今なっている。 今この一瞬一瞬でさえ、どんどん好きな自分になっていくのが分かる。
大好きな自分になって見る世界は、いつか眠れずに過ごしていた朝方の、オレンジとピンクの、あのほっとするような、なおかつはっとするような、あの瞬間がずっと続いているように静かで鮮やかだ。
