ゆるしてやんよ

断酒日記です。

【6日目】

初日は体調の悪さで飲酒欲求もほとんどなかった。

問題は2日目で、一駅隣の歯医者から歩いて帰る途中何軒もあるコンビニに、今にも立ち寄ってお酒を買ってしまいそうで、人気のない真っ暗な駐車場で泣きそうになりながらタバコを吸った。

3日目は財布を置いて仕事に行った。

この間、延々と断酒ブログやアルコール依存症についての記事を読んでいた。
そもそも、自分がアルコール依存症だと自覚したのも数年前で、それからずっと検索しつづけてきた。この断酒を始めるまでに、病識を集めていたのかもしれない。

どうにか節酒出来ないか模索もずっとしてきた。時間を決めたり、チューハイを炭酸水でさらに割って飲んだりした。

でも無理だと悟った。
なぜならわたしは、お酒でほろ酔いになりたいのではなく、そもそも酩酊したいのだった。

お酒をやめるのは必然だった。
ただ、それを今日にする勇気が出なかった。
6日前の自分にお礼をいいたい。
6日前のわたしは、これまでの人生の中でもトップレベルで勇気のあるわたしだった。

その勇気のバトンを、これから未来の、10年後のわたしに渡していきたいと思う。
そのために今日のわたしが出来ることは、明日のわたしにバトンを渡すことだけだ。